2020/07/14
本日ロイヤルカナンさんが当院まで来て下さり、院内セミナーを行いました。
内容としては大まかに皮膚についてと消化器について。
皮膚病や下痢などどちらもお薬を使って治療することが多いですが、治ったあと、落ち着いてきたあとにはみなさん今まで通りの生活に戻ったり、お薬を使いながら維持している方が多いと思います。
そのような中で、食餌で予防しよう!少しでも状態維持を良くしよう!というのが今回のセミナーの1番のポイントでした◎!
まずはなぜ皮膚病が起きてしまうのか…について。
皮膚病にはアレルギーや細菌が原因となるものなど様々なものがありますが…そもそも健康的な皮膚であればアレルゲンや細菌などをしっかり弾いてバリアの役割を果たしてくれるので、炎症を起こすことはないと言われています。皮膚の状態が悪いことによりアレルゲンや細菌に暴露されてしまい、結果として皮膚炎となってしまうと…
皮膚はいくつもの角質がセラミドという接着剤によってくっつけられて角質層が出来ています。このセラミドが不足することによって角質層は破綻し、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。つまりバリア機能を少しでも回復させることによって皮膚病になりにくい体にしてあげる!というのが今ホットな話題です☆*。
そして次にどうやって(´・ω・`)?ということになりますが、このセラミドを取り入れる方法として
・シャンプーやトリートメントなど
・保湿剤(体に滴下するタイプ)
・セラミドの入ったサプリ(食べるタイプ)
・フード
という様々タイプがあります。どれが良いかはその子やオーナー様の生活スタイルに合わせて選んでいただき、続けてもらうことがなにより大切になるかと思います。気になる方は診察時に獣医師にお尋ねくだはい✩.*˚
さらに言えば、今まで皮膚病にあまりなったことがない子でも予防的にこのようなものを使ってもらうのはとても◎!特に子犬の頃から積極的にケアしてもらうことにより、大人になってから皮膚病になりにくいというデータも出てきています!
大事な家族の為に、少しでも病気(皮膚病)になりにくい体作りをしてあげましょう\(^o^)/
酒井